ごあいさつ

 

茨城県ドクターヘリ

― 空を翔るER ―

 

安田先生.jpg 茨城県には約297万人(県可住地面積全国4位、都道府県人口11位)が、広く平坦な関東平野を中心に生活しています。医療に関しては、人口10万人あたりの医師数が、全国統計で下から2番目であり、さらにその人的・物的医療資源の偏在化による医療過疎地域の存在が問題とされている県でもあります。
 独立行政法人 国立病院機構 水戸医療センターは、昭和56年に茨城県で最初の「救命救急センター」として認可されて以来、30年以上茨城県の救急医療を支えてきました。当院はじめ県内6ヵ所の救命救急センターはフル稼働して業務に当たっていますが、In-Hospitalだけでは手の届かない範囲や領域も存在します。現在は、茨城県ドクターヘリ基地病院の1つとして、さらに活発な重傷者対応三次医療機関に進化しました。
 ドクターヘリは、重傷傷病者に対する病院前救護体制の質の向上、つまり「救命救急スペシャリストによる早期医療介入」と「重傷傷病者の迅速な搬送」の2つを実践することにより、地域医療格差を軽減しうる非常に有効なシステムです。
 重傷傷病者を救命するために、1,000ヵ所以上のランデブーポイントに出動するドクターヘリ活動に対して、県内全ての医療機関、消防救急関係者の方々をはじめ、茨城全県民の皆さんのご理解と応援をいただければ嬉しく思います。

 

 

独立行政法人 国立病院機構 水戸医療センター

救命救急センター長 安田 貢